専門サービス業の時代に!薬剤師の多様な働き方

患者さんに寄り添い安心できる会話

患者さん側に利用する調剤薬局の選択権がある時代、門前薬局でもサービス向上の動きが加速しています。処方薬と薬剤提供情報書を機械的に渡すだけでなく、既往歴を含めたインタビューを経て服薬期間中の生活に関するアドバイスを行うなど、情報提供の質にも変化がみられています。患者さんの生活背景に寄り添いながら薬の説明を行うことで、アドヒアランス向上や副作用リスクの軽減、患者さんの安心感にもつながるのです。

待ち時間を快適に過ごしてもらうアプローチ

調剤薬局での待ち時間は平均10~20分ですが、混雑時には60分近く待つこともあるようです。テレビや雑誌等が用意されているとはいえ、事務職員と連携して最新の待ち状況を案内することが、患者さんのストレス軽減につながります。ジェネリック医薬品への切り替えを提案したり、残薬チェックをしたりする場としても有効でしょう。服薬指導と調剤・監査を並行して進めることも、待ち時間短縮へのアイディアの一つです。

管理薬剤師の副業も容認方向へ

2019年4月から管理薬剤師の薬事関連の兼業(副業)条件が緩和され、管理対象となる薬局が営業していない夜間・休日に別の薬局で一般薬剤師として勤務できるようになりました。管轄の保健所に兼務許可申請を行えば1週間前後で結果が通知されますが、本業先で副業許可が得られていることが前提です。「地域の輪番制の調剤業務」という条件が付いているものの、実際には土日営業の薬局での兼務が認められるなど柔軟に解釈されているようです。本業先と副業先の良さをミックスして、専門職としてのサービス力をアップさせる働き方も面白いものです。

薬剤師のシニア求人は、労働時間や出勤日数などを自由に決められるものや、前職での実務経験をそのまま生かせるものに人気が集まっています。